人間の神経系統


 人間が何時から地球上に存在していたのかは諸説があり、はっきりしたことは未だに判明していない。
 何百万年・何千万年そして何億年・何十億年という可能性さえあるのだ。
 昔読んだ小説の一説に「人間はその神経系統の狂気ゆえに定期的に自らの全文明を破壊し、その上で又新たに原始時代よりの始原から文明を再建することを繰り返して存続して来た存在である」という部分がありました。
 歴史を見ても又現在の世界情勢を見ても、人間は時として集団的な狂気に陥る時が確かにある、そして地球上には何万年前か全く判らない遺品や遺跡が数多く存在する事実からしても、真実である可能性がある。
 また 北欧の鼠の一種は一定以上に増殖し食料不足から全滅の危機が目前に迫ると、集団的狂気に陥り海に向かって突入する、但し残った仲間は再び元の生活に戻ると云う。
 人間は地球上で唯一の意識ある生物であり、思考することの出来る存在である。
 しかし その発生に付いては不思議な部分が有り、ここに神又は造物主の介入があったものと考える。

  人間の発生時に造物主である太陽と地球の意思が発動し、自意識を持ち自然界を認識出来る神経系統を持った存在である人間を創造した。

 神の助けにより発生した人間は、神の保護の下、大自然の中で営々と代を重ね徐々に自らの神経系統を発達させて来た。
 自らの周りの自然界を認識することが出来れば、それを整理ー探索ー研究して仕組みを理解しようとする、その過程に於いて人間はその精神力を発達させる事が出来る。
 そして人間は遠い未来に於いて、父母である太陽と地球の懐を離れ、その家である太陽系を如何なる手段でか出発し、宇宙を目指す時が来る。
 その手段が物質的なものか精神的なものとなるのかは、これからの人間の進化の方向によることとなる。

 しかし 今現在の段階の人間が宇宙に進出した場合を想像すれば、それは悪夢以外のなにものでもない。

 例えればそれは不良息子が隣の家に押し入り一家を惨殺するのと同じ意味を持つこととなる。
 現在の世界に於いて宇宙開発が進まないのは、神がそれを望まないからである。
 人間は心、精神を正しく持ち、人間という存在を生み育て見守って来た太陽と地球=神=父母=自然が自然そのものに書いてある言葉を読み取らなければならない。
 そして その言葉に従い自らの精神を不断の努力と決意を持って向上させ、最終的には神にならねばならない。

 これこそが造物主の望みであり、造物主が創造した人間の存在している意味であり目的である。
 

説教人-筒井孝男;2004-12-18 ご意見及びご連絡先
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